においがしない生活
嗅覚がないと、けっこう困る
においがしない生活を3年ほどしている。
しないといっても、たまに嗅覚が突然戻ることもあれば、気が付いたらまだにおいがしなくなる。
もうそんな生活に慣れてしまっているけれど、けっこう困るものだ。
好きなにおいも嫌なにおいも忘れてしまった。
生乾きの洗濯物のにおいも柔軟剤のにおいも、いまや遠い記憶。
街のにおい、緑のにおい、雨のにおい、前は当たり前だったにおいを思い出せない。
命に関わることを挙げると、まずガス漏れに気づかずに死ぬリスクがある。
においで料理が痛んでいるか判断できず、お腹を壊したり死んだりするリスクがある。
料理といえば、味覚も損なわれるから味見をしてもよくわからないことが多い。
だから味を濃くしないように、薄めの味付けをする癖がついたと思う。
薄味だからなおさら味がよくわからない。
外食のとき、せっかく高くて美味しい(らしい)ものを食べているのに、美味しいのかよくわからない。
もはや「味がしておいしい」状態だ。
デートのときや友人と食事するときなど、いつも「今日はにおいがわかりますように」と祈る。
このブログについて
副鼻腔炎を患った。
しかも、やっかいな「好酸球性副鼻腔炎」の疑いがあるらしい。(2021.6.10 確定)
そして私は、なんやかんやあって7泊8日の入院をして手術を受けた。
明日はやっと退院の日。試練の日々はまだ続きそうだけれど……。
そこで備忘録として、ブログをしたためることにした。
同じ理由で苦しんだり悩んだりしている方の参考にもなれば嬉しい。