好酸球性副鼻腔炎になった

副鼻腔炎と付き合っています。治療の記録とかします。

【闘鼻記 #2】嗅覚異常(もはや正常)があるからコロナ禍で困った話

#1では、においがわからなくなってから耳鼻科に行かなくなって転職するまでについてお話しした。

皆さんは、身体に異常があるときは可及的速やかに時間を作って病院に行ってください。

 

なぜか改善した嗅覚異常


2019年2月、にんにく耳鼻科(#1参照)の再診に行かないまま転職した私は、嗅覚異常を抱えながらも新しいスタートを切った。
そして新しい職場に通いはじめて数ヶ月、ある変化に気がついた。

においが前よりわかるようになった気がする……!?

理由はわからなかったが(なにせ病院に行っていない)、状況が改善されたことに安堵した。
まだわからないこともあったが、1日の活動時間内でにおいを感じられる時間が増えた気がした。
たとえば、前は料理をしていてにおいも味もわからないことが多かったのに、このころ料理の途中で突然においがすることが増えた。

嗅覚異常がある生活に慣れはじめていた私(病院に行け)は安堵し、油断していた。
そして転職から1年、思わぬ事態が訪れる。

 

コロナ禍の到来、近くて遠い耳鼻咽喉科


2020年2月、新型コロナウイルスが猛威をふるいだしたのだ。

これは大変なことになったと思い、夫(当時はまだ婚約者で同棲していた)の会社が完全在宅勤務になったため会社に相談し、自分も在宅勤務を実施することになった。
そして、全社的に完全在宅勤務に切り替わることになった。
「ああよかった、いい会社だ。近所の耳鼻科に通えるかもね。」

しかしこのころの私は、外に出たくない・在宅勤務したい・おうち大好き一心で、ある事実の重大性に気が付いていなかった。

新型コロナウイルス感染症の症状のひとつに嗅覚障害がある。

テレビでそのことを知ったとき、
「あ、私が感染しても、普段からにおいわからないし、気づかないじゃん」
と思って気が付いた。

嗅覚異常があることを言うと新型コロナウイルスが原因だと思われるのではないか。
(感染したことがある可能性は否定しきれないが)

この状況で耳鼻科に通うことはかなり難しいのではないか。

私の嗅覚異常のほうが新型コロナより早いのに……病院に早く行っておくべきだった。
そして、また病院に行かないまま時が過ぎた。
完全在宅勤務をさせてもらえたおかげで「感染してもわからない」ことへの恐怖は軽くなったが、やり場のない焦燥感を抱えることになってしまった。

皆さんは、身体に異常があるときは可及的速やかに時間を作って病院に行ってください。

 

もはや嗅覚異常が異常ではない


秋ごろから、歯医者に通うようになった。
歯医者の受付で必ずチェックシートを提出させられる。

「嗅覚と味覚の異常はありませんか?」

あるけど……
この質問の趣旨を考えると、もはや私にとっては異常が正常だから「ない」?

それこそ異常だということから今は目を背けるしかないのか……と思いながら生活していた。
そんな中、おうち大好きな私にとってつらい、しかし腰を上げるきっかけとなる出来事がおきる。

 

嗅覚異常の悪化、都心に通勤する恐怖


秋口になって、会社が完全在宅勤務をやめて時差出勤+交代出社に切り替えた。
ここでは愚痴は言いません。

もっと早く行動しなかったことか本当に悔やまれる。
正直、感染リスクという点で会社にいる人たちが一番信用ならなかった。
だって8時間以上同じ部屋にいるんだぞ?

そのうえ、夏ごろから嗅覚異常がまた少しずつ悪化していた。
コロナに感染しても気づかない可能性を考えると、かなり困る。
家にいられる時間が減るのもいやだ。

会社の人に言うべきか?時差出勤とか交代出社って効果あるの?
でもにおいがわからないから在宅勤務をしたいと言ったらどうなるんだろう?
病院に行くべきか?どの耳鼻科に行くのがいいんだろう?
耳鼻科に行って感染しないか?

そして結局、悩んだまま完全在宅勤務が終わってしまった。

皆さんは、身体に異常があるときは可及的速やかに時間を作って病院に行ってください。

 

#3に続く

upahorn.hatenablog.com