好酸球性副鼻腔炎になった

副鼻腔炎と付き合っています。治療の記録とかします。

そもそも好酸球性副鼻腔炎ってなに

やばい。下書きを大量に残したまま、気づけば300日経っていた。

光陰矢の如し……。人間は忘れる生き物……。

私がこのブログを放置している間どうなっていたかというと、頻度を落としつつ観察のため何回か耳鼻科に通いながら、2021年10月に特定医療費(指定難病)受給者証をゲットした。わ~い(全然うれしくない!)。

 

今回は、そもそもの話をしていなかったから、しようと思う。

私は医療従事者ではないためあくまで患者としての知識になってしまうが、おさらいのためにも自分の病気について改めて調べて書いておくのはいいことなんじゃないかと思う。

 

好酸球副鼻腔炎とは


好酸球副鼻腔炎は、蓄膿症とも呼ばれる通常の慢性副鼻腔炎とは異なる。

さらに、原因不明、根本的治療法が確立されていない、再発する、というかなり厄介なヤツで、難病指定されている。

成人が発症し、患者の数は近年増加傾向にあるらしい。

 

この病気になって困るのは

 

  • 鼻の奥にポリープが充満してにおいがわからなくなること
  • 鼻づまりや鼻水が出ることもあること
  • 気管支喘息発作を起こすことがあること
  • 風邪をひいたりすると悪化すること

 

で、「鼻づまり→口呼吸→喉風邪→症状悪化→風邪が治ってもにおいはわからない」といったことになったりする。

 

指定難病にあたるかどうかには判断基準が設けられていて、この病気の場合は重症度分類で中等症以上だとその対象になる(ちなみに私は中等症)。

 

www.nanbyou.or.jp

 

それで普通の副鼻腔炎との違いはというと、簡単に言うと

 

 

ということらしく、それぞれ関係する箇所は図のとおり。

 

 

好酸球」というのは白血球の一種で、寄生虫感染に対して重要な免疫機能を持っているが、アレルギー疾患においては炎症の原因にもなる、というよくわからん謎キャラだ。

 

好酸球副鼻腔炎の患者は、この好酸球が血液中に多く含まれる傾向にある。

私も血液検査をしたら、好酸球の数値が基準値より高かった。

ポリープにもこの好酸球が多く認められることから、好酸球副鼻腔炎という名前になったそうだ。

 

現在わかっているのは、

 

  • 通常の抗生剤などは無意味だが、ステロイド剤を用いると症状が緩和すること
  • ウイルスなど何らかの感染によって症状が悪化したり再発したりすること
  • 病気自体が生命に危険を及ぼすようなものではないこと

 

で、発症してポリープが充満してしまった場合の解決方法は

 

  • 手術で切除する(ヤバい)
  • ステロイドをお注射する(かなりヤバい)

 

風邪をひいたりコロナにかかったりするとまたポリープちゃんが暴れちゃうので、気を付けて過ごさないといけない。

 

私は、主治医から「手術で切除した後、再発がないか観察しながら必要があれば可能な限り再発を防ぐ方法をとる」「再発した場合などは、自分でステロイドを打ってもらうことになる」と言われている。

 

ちなみにこのお注射の何がヤバいかというと、高価な点と、免疫力が落ちてしまう(病気自体は命にかかわらないが、これは多少かかわる)点。

 

ということで、私は指定難病患者向けの特定医療費受給者証を持っている。

これがあると、月々の治療費負担に上限が設けられる。

 

www.nanbyou.or.jp

 

また、別途住んでいる地区の自治体から福祉手当が支給される。

本当にありがたい。

 


……というのが、私の相棒・好酸球副鼻腔炎くんだ!

 

さすがに下書きを放置しすぎたので、記憶がこれ以上薄れないようにこまめにブログの更新をしたい。